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概要:経済産業省が28日発表した1月鉱工業生産指数速報は前月比3.7%低下となった。3カ月連続の低下となり、昨年1月以来の大幅なマイナス。指数は100.8と昨年1月以来の低水準となった。2月、3月の予測値がそのまま実現したと仮定すると、1─3月の生産は前期比マイナス1.4%と大幅に低下する姿になる。生産の減少傾向が継続するなら、この先の国内設備投資や今年の賃上げの動向にも影響を与えそうだ。 1月の生産動向を見ると、中国向けなど輸出減少を背景に、自動車
[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日発表した1月鉱工業生産指数速報は前月比3.7%低下となった。3カ月連続の低下となり、昨年1月以来の大幅なマイナス。指数は100.8と昨年1月以来の低水準となった。2月、3月の予測値がそのまま実現したと仮定すると、1─3月の生産は前期比マイナス1.4%と大幅に低下する姿になる。生産の減少傾向が継続するなら、この先の国内設備投資や今年の賃上げの動向にも影響を与えそうだ。
1月の生産動向を見ると、中国向けなど輸出減少を背景に、自動車、リチウムイオン電池、建設・鉱山機械などが減少した。
ロイターの事前予測調査では前月比2.5%低下と予想されていたが、発表数値は予想を下回った。
経済産業省は生産の基調判断を「足踏みをしている」とし、前月の「緩やかに持ち直している」から下方修正した。
<1-3月生産、前期比4%台のマイナス試算も>
生産予測指数は2月が前月比5.0%上昇、3月が同1.6%の低下となった。予測指数は上振れる傾向があるため、これを補正した試算値では2月は前月比0.4%の上昇にとどまる可能性がある。
仮に2月が前月比5.0%上昇、3月が同1.6%低下を前提とすると1─3月の生産は、前期比1.4%低下する。2月が0.4%の上昇にとどまれば、さらに低下することになり、生産の先行きには、かなり怪しい雲が立ち上ってきたと言える。
経産省は、事前予想よりも幅広い業種で生産が減少しており、2月、3月の生産予測を踏まえても、大幅な生産上昇を見込むのは難しいとしている。
みずほ証券・シニアマーケットエコノミスト、末廣徹氏は、足元の実現率や予測修正率などを勘案すれば「前期比マイナス4.5%前後が現実的な伸び率になる。仮に4%を超えるマイナス幅となれば、09年1─3月期以来となる」とリポートで指摘している。
複数のエコノミストは、中国向けの輸出減速が継続するなら、生産減少が長期化し、設備投資計画の下振れに波及すると予測。一部では、賃上げ動向に影響を与えかねないとの予想も出ている。
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