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概要:メイ英首相は、欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりを打開し、無秩序な「合意なき離脱」を回避するため、最大野党・労働党のコービン党首に共同プランの立案への協力を求めた。共同案はEUとの将来の関係の枠組みを描く「政治宣言案」部分に的を絞ったものを想定している。
メイ英首相は、欧州連合(EU)離脱を巡る行き詰まりを打開し、無秩序な「合意なき離脱」を回避するため、最大野党・労働党のコービン党首に共同プランの立案への協力を求めた。共同案はEUとの将来の関係の枠組みを描く「政治宣言案」部分に的を絞ったものを想定している。
メイ首相の労働党党首への協力要請は、場合によってEUとの関税同盟にとどまるような首相案よりかなりソフトなEU離脱の可能性に道を開きかねない。首相にとって交渉のレッドラインを大きく踏み越えることを意味するが、産業界にとっては朗報となる。この動きを受け、ポンド相場は上昇した。
コービン党首はメイ首相の申し出を歓迎し、「非常に喜んで」会うと発言。EUサイドの最初の反応も前向きなものとなった。
メイ首相は7時間に及ぶ異例の長時間閣議の後、危機を乗り切るために4月12日の離脱期限のさらなる延長が必要になるだろうと語った。メイ氏は首相官邸でテレビカメラに向かい、「この議論、この分裂状態をずっと長く続けるわけにはいかない。国益のために国の結束が必要だ」と訴えた。
メイ首相の計画の主なポイントは次の通り。
合意の下でのEU離脱を確実なものとするため、コービン党首と共同案での一致に向けて協議。将来のEUとの関係に的を絞る
両者が合意すれば、共同案の議会承認を求め、その後EUが10日に開く臨時首脳会議で締結を目指す
メイ首相とコービン党首が合意に至らない場合、英・EUの「将来の関係について複数の選択肢」を下院に提案し、採決に付す。議会の決定がどのようなものであれ政府は実行を約束する
英国のEU離脱を可能にし、5月の欧州議会選挙への参加が必要になる事態を避けるために関連法をその後成立させる
メイ首相はコービン党首とのいかなる合意も、下院で3度否決された「離脱協定案」部分を含む形で議会の承認を得る必要があると主張した。
労働党のコービン党首
写真家:Jason Alden / Bloomberg
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