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概要:世界資産のモメンタムを追うクオンツファンドは国債の強気相場に乗り、一時的に苦境を脱した。
世界資産のモメンタムを追うクオンツファンドは国債の強気相場に乗り、一時的に苦境を脱した。
コモディティー・トレーディング・アドバイザー(CTA)とも呼ばれるトレンド追随ファンドは1-3月(第1四半期)に、2017年終盤以来の好成績となった。大手ファンドをモニターするソシエテ・ジェネラルの指数が示した。リセッション(景気後退)を巡るパニックが債券のロングポジションに利益をもたらした。
ただ、1-3月期は株式と原油にとってここ10年余りで最良の第1四半期だったものの、CTAファンドのリターンはプラス1.9%にすぎない。自動取引のモデルは昨年終盤の急落で警戒シグナルを発していたため、こうしたファンドは上昇相場の大半に乗り遅れた。
ソシエテのクロスアセットクオンツ調査責任者、サンドリン・ウンガリ氏は「トレンド追随ファンドは昨年、市場の乱高下から痛手を被った」とした上で、「債券のトレンドは相対的に安定している傾向がある。リセッション懸念とハト派的な中央銀行の姿勢によって引き起こされた強気相場の環境では特にそうだ」と分析した。
ソシエテは、この種のクオンツファンドが今、株式には幾分オーバーウエート、商品に中立、債券は顕著に買い持ちにしているとみている。今後数カ月にリスク資産の値上がりが続き、米国債弱気派が冬眠から一斉に覚めた場合の痛みが示唆される。
国債とリスク資産が景気循環について相反するシグナルを送っている中で、自動取引のファンドが決定的なトレンドに乗ることができるかどうかは不透明だ。トレンド追随戦略は短期でのトレンド転換に対して脆弱(ぜいじゃく)だ。
49億ドル(約5500億円)規模のヘッジファンド、トランストレンドのエグゼクティブディレクター、アンドレ・ホニグ氏は、最近の債券値上がりによる追い風にもかかわらず、業界の将来を憂える。「市場のダイナミクスがあまりにも速く展開するので、過去に合わせて構築されたCTAシステムが将来も有効であるのは簡単ではない」と同氏は述べた。
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