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概要:米デル・テクノロジーズの8-10月(第3四半期)利益はアナリストの予想を上回った。コンピューターやストレージ機器に対する企業からの需要が依然として強いことを示唆している。
米デル・テクノロジーズの8-10月(第3四半期)利益はアナリストの予想を上回った。コンピューターやストレージ機器に対する企業からの需要が依然として強いことを示唆している。
26日の発表資料によると、第3四半期の一部項目を除いた1株利益は1.75ドル。ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均は1.59ドルだった。調整後の売上高は1.2%増の229億ドル(約2兆5000億円)と、アナリスト予想の230億ドルをやや下回った。
マイケル・デル最高経営責任者(CEO)は製品ポートフォリオの多様化で同業他社に勝とうと取り組んでいる。貿易摩擦や地政学的な緊張は、顧客によるデータセンター向けハードウエア購入を鈍らせる要因となっている。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)とシスコシステムズは今月、世界的な不確実性で企業が慎重さを強めていると指摘していた。
過半数出資しているソフトウエアメーカーのヴイエムウェアがデルの売り上げの伸びに寄与。パソコンとストレージ機器も引き続き利益を押し上げた。
決算発表を受け、デルの株価は時間外取引で一時約2%上昇。通常取引終値は53.19ドルだった。年初来では8.8%上昇している。
デルは直近の四半期に総負債のうち約11億ドルを返済。今年これまでの返済額は約35億ドルとなった。3年前にEMCを買収して以来、負債を180億ドル余り減らし、2020年度に約50億ドルを返済する目標通りに進んでいるとした。
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