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概要:欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のジェンティローニ委員(経済・財務担当)は26日、約1兆5000億ユーロ(約174兆円)規模のEU復興基金を9月半ばまでに利用可能とし、融資と返済不要の資金も一部提供する必要があると語った。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のジェンティローニ委員(経済・財務担当)は26日、約1兆5000億ユーロ(約174兆円)規模のEU復興基金を9月半ばまでに利用可能とし、融資と返済不要の資金も一部提供する必要があると語った。
ジェンティローニ委員はイタリアの公共放送RAI3テレビとのインタビューで、「資金は直ちに供与しなければならない。第2次大戦終結とその後のマーシャル・プラン(欧州復興援助計画)のように2年も待つことはできない」と発言した。
EUはテレビ会議形式で開催した23日の首脳会議で、経済再建計画を巡る合意に向け前進したが、フランスやスペインなどがEU予算からの補助金を復興財源に充てるべきだと主張したのに対し、オランダやオーストリアは追加資金を低利融資で供与するよう求め、溝が埋まらなかった。
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