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ゴールドマン、原油価格再び下振れと予想－貯蔵能力の限界試す展開
概要：世界の原油市場は早ければ３週間後に貯蔵能力の限界を試し、全世界で約20％の生産を抑制する必要が出てくるだろうと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
Fuel storage tanks containers stand at the NuStar Energy LP Selby Terminal in Crockett, California, U.S., on Thursday, April 23, 2020. Crude oil rose at the end of a dramatic week that saw prices in New York plunge below zero for the first time in history.
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
世界の原油市場は早ければ３週間後に貯蔵能力の限界を試し、全世界で約20％の生産を抑制する必要が出てくるだろうと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。
ジェフリー・カリー氏らアナリストが24日まとめたリポートによると、新型コロナウイルスの感染拡大で世界は転換期を迎え、リバランスが起き始めているが、商品市場で需要の底が形成されるのは４－８週間後になる見込みだ。
貯蔵施設の原油は過去最高水準に積み上がっており、世界の貯蔵能力は３－４週間後に試される見通し。貯蔵余力がなくなれば、採掘業者は失われた需要に見合うだけの供給量を減らす必要が出てくる。ゴールドマンはその規模が５月中旬に日量約1800万バレルになると推測。需給が均衡するまでさらなる価格の下振れが起きるなど、かなり不安定な値動きが予想されるとした。
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