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概要:[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は8日、利上げサイクルの停止に近づいていると述べた。現在の金融政策が制約的な領域にあり、経済もそれに反応している兆候がある
[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のロウ総裁は8日、利上げサイクルの停止に近づいていると述べた。現在の金融政策が制約的な領域にあり、経済もそれに反応している兆候があると指摘し、早ければ4月にも利上げを停止する可能性を示唆した。
中銀は7日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、11年ぶりの高水準となる3.60%とした。インフレ抑制に向け依然として追加引き締めが必要になると表明した。
だが、ロウ総裁は最近の指標やインフレに関する8日の講演で、金融政策の効果がかなり遅れて表れることや、利上げが昨年5月以降すでに10回に及んでいること、借り入れコスト上昇による家計への影響などについても理事会で議論したと明らかにした。
「金融政策が制約的な領域にある現在、経済状況を評価するために利上げを停止することが適切となる時点に近づいていることを議論した」と明かした上で、「利上げ停止の適切なタイミングはデータと見通しに対するわれわれの評価次第だ」とした。
講演後の質疑応答では、中銀は月ごとに対応する用意があり、今後の経済指標次第で4月4日の次回会合で停止を選択する可能性があると述べた。
中銀がこれほど強く利上げ停止の可能性を示唆するのは現在の引き締めサイクルで初めて。
市場が織り込む金利の最終到達点は4.35%から4.10%に低下している。
一方、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、インフレを抑制するため従来の想定以上の金利引き上げが必要になる可能性が高いとの見方を示した。
米金融政策との相違について問われたロウ総裁は、豪国内のインフレと賃金の見通しは米国ほど厄介ではないとし、市場はそれを理解すべきだと述べた。
物価と賃金の上昇スパイラルが生じるリスクは「依然として低い」と指摘し、最近発表された月次消費者物価指数(CPI)データはインフレがピークに達したという見方を裏付けていると述べた。
2022年第4・四半期の家計支出が弱かったことにも言及。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の消費回復はほぼ一巡したとの見方を示した。
「より根本的には、生活コスト高圧力、金利上昇、住宅価値下落という組み合わせが消費を圧迫している」と語った。
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