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概要:[ロンドン 21日 ロイター] - UBSが救済合併に合意したクレディ・スイスが発行した劣後債の一種「AT1債」について、大手ヘッジファンドやディストレスト資産専門投資家などが買いに動いている。 スイ
[ロンドン 21日 ロイター] - UBSが救済合併に合意したクレディ・スイスが発行した劣後債の一種「AT1債」について、大手ヘッジファンドやディストレスト資産専門投資家などが買いに動いている。
スイス当局は、UBSがクレディ・スイスを合併する上で、クレディ・スイスのAT1債160億スイスフラン(173億5000万ドル)相当の価値をゼロにして投資家に損失を負担させることを決定。株主に先立って損失を負わされたAT1債投資家の多くの怒りを招いた。劣後債投資家は通常、株主よりも損失負担順位が後になるとみなされているからだ。この決定後には、他の欧州株のAT1債もリスクがあると警戒され、売りを浴びた。
こうした中で価格が額面1ドルに対して0.03ドルまで落ち込んだクレディ・スイスのAT1債がヘッジファンドらの取引対象として浮上してきた。その思惑は、UBSとクレディ・スイスの合併が破談になる可能性や、スイス当局がAT1債の無価値化決定を撤回するのではないかとの観測などさまざまだ。
サウジー・キャピタルのブローカー、ロバート・サウジー氏は、19日以降に額面金額で数億ドル相当のクレディ・スイスのAT1債が取引されたと述べた。買い手はヘッジファンドやディストレスト資産の専門投資家などで、それらの一部はAT1債の投資金返還を求めて訴訟を起こそうとしているグループに合流する見通しという。
サウジー氏は、AT1債保有者や購入検討者らから法律事務所に多くの問い合わせが寄せられているという話を聞いたと明かした。実際にクイン・エマニュエル法律事務所は、法廷で損失の一部を取り返せる可能性に関して、AT1債保有者に説明している。
ヘッジファンドのLNGキャピタルのルイス・ガーゴア最高投資責任者兼マネジングディレクターは、訴訟が起こされればクレディ・スイスのAT1債を狙っている投資家にとって妙味が増してもおかしくないと認めつつも、同じように売られている別の銀行のAT1債を拾った方が賢明だとの見方を示した。
ガーゴア氏は、資本基盤が強固なドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラル、インテーザといった欧州大手銀行のAT1債は長期的に相当高い利回りが期待できると主張している。
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