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概要:米セントルイス連銀のブラード総裁は、銀行危機によって金融市場でのストレスがここ数週間に高まったとしながらも、そのストレスは金利ではなく監督当局の政策によって抑え込むことが可能だとの見解を示した。
2023年3月29日 1:48 JST
米セントルイス連銀のブラード総裁は、銀行危機によって金融市場でのストレスがここ数週間に高まったとしながらも、そのストレスは金利ではなく監督当局の政策によって抑え込むことが可能だとの見解を示した。
ブラード氏は28日、同連銀のウェブサイトに掲載された論文で、「不断の適切なマクロプルデンシャル政策が現在の環境における金融ストレスの抑制を可能にし、適切な金融政策が今後もインフレ圧力を押し下げることができるというのが個人的な考えだ」と記した。
さらに「最近の一連の銀行破綻や混乱の影響で金融市場ではストレスが高まっている」と指摘。「こうした事象に対するマクロプルデンシャル政策の対応は迅速であり、適切だった。監督当局はマクロ経済へのダメージを抑えるために2007-09年の金融危機時に開発もしくは初めて利用した手段の幾つかを今回適用した。当局は必要に応じてさらに行動を取る用意がある」と論じた。
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