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概要:ゴールドマン・サックス・グループは、金には景気の先行き「懸念に伴う需要」があるとして、長期債を保有する投資家は金に分散投資すべきだと指摘した。
ゴールドマン・サックス・グループは、金には景気の先行き「懸念に伴う需要」があるとして、長期債を保有する投資家は金に分散投資すべきだと指摘した。
サビーン・シェルズ氏ら同社アナリストは6日付のリポートで、「金はポートフォリオ内の国債を全面的に置き換えることはできないが、通常の債券エクスポージャーの一部を金に再配分する論拠はかつてないほど強い」と分析。政治的な不確実性の高まりなどが、守りの資産としての金の需要を支えるだろうと論じた。
金価格は9月に6年ぶり高値を付けた。米金融当局の利下げに加え、マイナス利回りの債券の総額が過去最大の17兆ドル(約1845兆円)に上り、利子を生まない金の魅力を高めている。
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファンドなど大口の投機家による金のロングポジションは12月3日終了週に8.9%増加し、9月下旬以来の最大の伸びだった。
金はスポット市場で6日、1オンス=1460.17ドルと、高値から6%余り下落した水準で終了。ゴールドマンは金相場の調整余地は残るとしながらも、向こう1年で1600ドルに上昇する見通しを堅持している。
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