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概要:[フランクフルト/ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)銀行当局は21日、域内銀行はショックの吸収に必要な流動性バッファーが最低基準を「大きく」上回っているが、金利上昇に不意を突かれるリス
[フランクフルト/ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)銀行当局は21日、域内銀行はショックの吸収に必要な流動性バッファーが最低基準を「大きく」上回っているが、金利上昇に不意を突かれるリスクがあるため慢心は禁物だと指摘した。
ユーロ圏の銀行監督を担う欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は欧州議会の経済金融委員会で、米中堅銀行シリコンバレー銀(SVB)の破綻など「米国のイベントはユーロ圏の重要銀行に直接の関連性はない」と強調。
「欧州の銀行に対しては預金者の強い信頼があり、それにはしっかりと根拠もある」と述べた。
欧州銀行監督機構(EBA)のホセ・マヌエル・カンパ長官は同委に「EUの銀行は流動性の最低基準を大きく上回っている」との見解を示した。
エンリア氏は、米国の中堅行はEUと異なり、流動性に関して国際的なバーゼル規制の順守を求められていないと説明。破綻した米中堅行はフィンテック企業や暗号資産(仮想通貨)提供会社からの預金に基づく「極端なビジネスモデル」を築いていたと語った。
ただカンパ氏は、EUでも金利上昇が銀行の保有資産の価値を損ねているため、慢心は禁物だと警告。
エンリア氏もユーロ圏の銀行は過去1年間の借入コストの急上昇により、低コストでの資金調達や金融市場の上昇にもはや頼ることはできなくなっていると警告。「金利上昇と量的引き締めを受け、銀行が流動性と資金調達のリスクに焦点を当てなくてはならなくなっている」とし、「銀行が不意を突かれるリスクがある」と述べた。
金利政策が変更する際の消費者志向・行動の変化を捉えるために、銀行は健全で賢明な資産・負債管理のモデルを採用する必要があるとした。
また、ユーロ圏の大手行の普通株等Tier1比率は2022年末時点で15.3%と、同年9月時点からわずかに上昇したと明らかにした。流動性カバレッジ比率は161%と、9月時点からわずかに低下したが、引き続き要件を大きく上回っている。
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